みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、
どうしてこんなに特別なんだろう


監督 長澤雅彦、脚本 三澤慶子・長澤雅彦
製作 牛山拓二・武部由実子
出演者 多部未華子、石田卓也、郭智博
西原亜希、貫地谷しほり、松田まどか
柄本佑、高部あい、加藤ローサ・池松壮亮


全校生徒が24時間かけて80kmを歩く、
茨城県の進学校北高校の伝統行事「鍛錬歩行祭」。
3年生の甲田貴子(多部)は、一人密かに賭けをしていた。
それは、同級生でまだ一度も話したことのない西脇 融(石田)に
思い切って声をかけること。年に一度のこのイベントが最後のチャンス。
恋心からよそよそしい態度をとっていると勘違いした級友達は
さかんに二人をけしかけるが。

前半はやっぱりかったるいです。
レンタルDVDで見たときは3回脱落しました。
貫地谷が「活躍する」ところ、貫地谷が「活躍する」ところ、今川焼きを落とすところ。
今川焼き、川に落としたら環境汚染だろう、ってことより、あれれ、ここでネタバレ?
ま、予告編でもうその辺は明らかにしているので、はなからその話を引っ張るつもりは
ないみたいですが・・・ そうなると、事情を知らないクラスメートのあおりがシツコい。
映画化するなら、貴子のクラスメートを整理して、貫地谷はベンチ、
静かな松田まどかはいていいや(笑)
貴子と美和子は2年、3年と同じクラス、杏奈は留学。これですっきり。
冒頭で夜空を見上げていた3人と今のクラスメートが入替わる面倒が省け、
ストーリーの展開上も何の支障もないように思えますが
(貴子の友人関係が最初わかりづらい、この映画。無駄に複雑)
美和子の剣道着にスキー板のショット、貫地谷、アニメシーンはカット。
これで前半はだらだらと歩くシーンが続く展開になります。
(でもこの映画の本来のテイスト。異物感はなくなります)

60kmの団体歩行(クラス毎に歩く)のあと、体育館での2時間の仮眠。
そして夜明けからの20kmの自由歩行(走るものは走る)

ここからラストまでは素晴らしい。青春映画です。
(あ、爆撃シーンは不要ですね、ていうか入れるな!)
とくに照明。懐中電灯のあかり、体育館からさす夕日、木漏れ日。
揺らぐ彼らの心情を良くあらわしていました。
夜景が(フィルター処理とかじゃなく)ちゃんと夜景として取れています。

この映画は多部未華子の、その表情の豊かさを見せてくれます。
・葬式のとき、母の背中越しに西脇 融を覗う表情
(ぎ・ぎ・ぎ・ぎ・・・ という変な効果音とともにカラダを傾げて様子を伺う)
・足にマメが出来そう→絆創膏をもらう→あ、プーさん!の表情の変化
・西脇 融の「誕生日パーティ」、思わず缶コーヒーで乾杯したとき
(あ、しゃべっちゃった)
・おじゃま虫の亮子を隔離しに、友達がどんどん加勢にいって、
いよいよ二人きりで遠慮がちに話し始めたとき
(互いに相手のことを実はよく見ていた事が分かる名シーン)
・漢字の話とかどうでもいい話を照れ隠しに、ぼそぼそと語り合う
・二人の将来を暗示するかのような朝日を背中に浴びながら、
「こんどまた歩きたいね」精一杯の勇気を振り絞って言ったとき、
(原作では「家に来て」ち誘うらしいが、現状ではここまでで
いっぱいいっぱいだろう? 「家まで」じゃ進展しすぎ!
(これは映画の解釈のほうが好き) 
・ゴール目前の坂道(貫地谷が初めてコメディリリーフの役目を果たした!)
「青春しよう!」と兄妹で声を出し合う(やな兄妹w)
・ゴール目前で美和子に、「ありがとう」と泣きながら感謝するとき
(この多部泣きには、誰もあらがえないでしょう)
・ゴールの瞬間、さすがに「兄」とは手をつながないけど、
左手はしっかりと順弥=杏奈の使い番の肩にまわされていたとき


「ルート225」のときには中学生そのまんまの姿を見せてくれた彼女は
この映画では高校3年生(もう歩行祭が終わったら受験勉強集中の)を
カラダいっぱい使って、くるくる変わる表情と声で
つまり多部未華子の全身を使って
スクリーンに映し出してくれました。
いわば、制服を着た女子高生@多部篇の完成です。

監督が批判され、Tシャツや多部未華子が絶賛されても仕方ないこと。
でも、この映画オーディオコメンタリーを含め4回見ました。
今ではちょっと慣れてきました(おい)
お祭行事のときに、はしゃいでバカやった若者も多かったです。
私もそうでしたし。スベッたり、弾かれたり。
でもたいてい当事者は忘れたりしていて・・・同窓会のときツッコマれる
青春は恥ずかしい、若気の至りの連続です。

学園青春映画の傑作といっても良い「ブレックファーストクラブ」でさえ、
今見るのは恥ずかしい。あの時、カッコいいと思ったものが
今なんとにダサく思えることか!

青春時代が夢なんてあとからしみじみ思うもの
青春時代の真ん中は道に迷っているばかり
(詞:阿久悠、作曲:森田公一 「青春時代」)


今では「夜のピクニック」の『なんじゃこりゃ~』と思う部分も含めて
愛でる事ができるようになりました。、もう2度とない16~17才の頃の
若い多部未華子ちゃんを見られるから・・・

メイキングで、若いキャストに
「青春とはなんですか?」と質問する場面がありました(ちょっと愚問)
多部ちゃんの答えは
「いま高校生だから、・・・中学生のときが青春時代!」


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【ORICON STYLE NEWS】

「番宣」にも力が入ってきてます。
まだ始まってもいないのに、共演者絶賛とは・・・
奥田さん、話半分に聞いておきますw
(それはブログ仲間、みんなよく承知してますから)
それ以上、多部ちゃんに近づかなくていいです(笑)
それよりご自分の心配を・・・

感情の起伏が激しい難役に挑む多部は「セリフも難しいですし、
現代っぽく受け止めて言葉にするのも大変。
始めは無理だと思いましたね」とけいこ前を振り返り苦笑い。
本番を間近のけいこ後も「まだ緊張しますし、
自分の中で気をつけなきゃいけないことが整理できてない。
本番までに何とかして頑張ります」と気を引き締めていた。


なんかいつもの「多部節」ですね。
このほうがむしろ安心です。
「指輪物語」の時代から
大手柄を立てるのは悲観論者のほう、
と決まっています。
多部ちゃんには、(どんなこと言われようと)間違っても
奥田瑛二とは映画で共演しないように、
と進言しておきます(笑)

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「皆月」でウルトラマンの娘にしでかしたことを忘れませんから。
オーディオコメンタリーで拾った小ネタ

セルDVDには、オーディオコメンタリーがついていました。
そこには「鹿男」のときよりも、幼くやんちゃな多部ちゃんがいました。

夜のピクニック」音声解説
監督:長澤雅彦 プロデューサー:武部由実子
多部未華子、石井卓也


・オープニングの3人並んで横になって星空を見上げるシーンは
 雨の為、何回にも分けて撮影した。
・貴子のTシャツはスタイリストの宮本茉莉さんがこれ使ってください、と持ってきた。
・今川焼きは当初、たい焼きの予定だった。
 (葬式の帰りに、たい焼きはないだろうという話になったとか)

・サル、ゴリラ、チンパンジー♪の歌は、移動中に口ずさんでいたのを
 本編にそのまま使われた。
・アニメのシーンが、多部ちゃんのアップ日だった。
・(実行委員役の)大津尋葵君が、現場の盛り上げ役だった。
・「青春は『下駄箱』だ」(長澤監督談)
。貫地谷オンステージは、監督が「だまし絵をやりたかった」とか。
 (たいていこういうのは失敗する)

・お弁当は地元のお母さん達の手作り
 多部ちゃんは何度もおかわり、貫地谷はばくばく食べた。
・水戸一校には制服がなく、エキストラの生徒は着られて喜んだ。
・ヤンキーとロリータのカップルは「下妻物語がやりたかった」(監督談)
 (「夜ピク」の観客は、別に見たくないんだけど) 発想が貧困、茨城に失礼
嶋田久作は「いい味出してる」「準備はチョー面白かった」(多部談)
 「お父さん」頑張ったよ!多部ちゃん!

・貫地谷が犬からかってた(犬用の)クッキーは美味しかった(多部たんかい!)
 減るからと美術部スタッフに止められた(3人でいっぱい多部たらしい)
・「沈みゆく夕陽」と「サッカーのシュート」は本物。トリックなし。
 (いや「少林サッカー」は他所でやってほしい。てか、やるな)
・「タイミングと順番」の頃、多部ちゃんは眠気と戦っていた
 (目を大きく見開いていたり、しきりにまばたきしたり)
 夜になると「眠い」(子供じゃんと皆にツッコまれた)
・郭君はプールの底に沈んで「ありえない、ありえない」と言っていた。

「多部未華子って何てコンパクトに出来ているんだろう」(監督談)
 (仮眠の後、体育館の床に横になって「動けない」といってた場面で)
 「キュッとまとまっている(笑)」(監督談)一同大受け

・応援団長は「女の子」
・「自由歩行」で走り出すシーン
 メンドくさいと言いながら、実は燃えるタイプ。(多部談)
あと20kmはいける(多部談)
・「あきらめちゃ、ダメよ」という台詞は、多部さんの実のお母さんが気に入り、
 仕事や勉強がいやだと多部さんが言うと、「あきらめちゃ、ダメよ」と
 そのたびにタメを作って言ってたらしい(多部談)
・貴子の母親が、杏奈と美和子に「真実」を明かすシーンで、
 親友二人は、場面のつなぎを意識するよう、逆回転で動く練習をしたらしい。
 その時、ケーキを買いに行ってた貴子はそのリハーサルをしないわけだけど、
 多部ちゃんは「自分もやりたい。カラダを動かしたい」と思ったそうな。

・夜明けのシーンは、実は夕方撮った。
・貴子と西脇融、二人きりになって歩くシーン。
 朝日がのぼるまでの2、30分が勝負なので、何日もかけて撮った。
・二人がぎこちなくも少しずつ和解していく長いシーンは、
 ほとんど二人にお任せ
 石田卓也は色々考えたそうだが、多部ちゃんはいつも通り。
 二人で1回読み合わせしただけで、本番に臨んだ。

ひと通り聞いて、印象に残ったことを書き出しました。
多部未華子は体をとにかく動かしたい。
実は「燃えるタイプだ」ということが覗えて面白かったです。

YP2


通勤圏内のJR大船駅ルミネ3Fに、ROPE PICNIC のショップ
があることを発見。早速、妻にあげるメッシュベルトを買いに行った。
いやあ、噂には聞いていたが女性客ばかり(当たり前か)
どう考えても多部ちゃんリーフレット目当てのおじさんにしか見えない・・・
(実際そうなんだけど)

こう見えても、宇多田ファン歴10余年。
CDを買ったり、書店で女性誌を立ち読みしたりするのは慣れっこ、
さりげなく、リーフレットの場所を確認。
レジの奥に、それは積んでありました。
(なんか買わなきゃ、もらいにくいじゃん)

件のベルトを持って、レジへ。
あくまで家人へのプレゼントを強調しつつ、
親切な店員さんに渡す。
「リーフレットもいっしょに差し上げましょうか?」
無関心を装いつつ(バレバレな気もするんだけど)
よそ見しながら、さりげなく
「じゃあ、参考にそれももらおうかな」

そしたら、親切な店員さんは、
リーフレットを二つ折りにして
ロペピクの袋の中に・・・

「あ゛」心の中で悲鳴をあげたが時すでに遅し。
平静を装い、慌てて店内へ。
袋の中をチェック、親切な店員さんは軽~く曲げて
入れてくれただけなので被害は軽微でした。
家に帰って、押し花のように重しをのせて、
まっすぐに伸ばしました。やれやれ。
なんのためにショップまで行ったのかわかりゃしない(汗)

だけど2千円足らずのベルトを買っただけなのに
リーフレットと布製の袋・・・
すこしは儲かるのかなあ。お客さんは結構いたけど・・・
例の「動画」店内でも、サイトでも流れてますね。
透明感たっぷりでいいですねえ(▼▼)

ROPE


【ROPE PICNIC 通販サイト】
ブレックファスト・クラブ (原題:The Breakfast Club )

製作・監督・脚本:ジョン・ヒューズ
出演者 :エミリオ・エステベス、ジャド・ネルソン、
モリー・リングウォルド、アリー・シーディ、
アンソニー・マイケル・ホール
公開:1985年2月15日 (日本は1986年5月3日 )


イリノイ州のとある高校。
それぞれに問題を抱えた5人の生徒が休日土曜日に
補習の為、図書館に集められる。
お嬢様、ひ弱な秀才、体育バカ、不良、不思議ちゃん
今や青春ドラマには典型過ぎるほどのキャラクターは、
家庭環境・学校での階層バラバラの集団だった。
始めは反発し、挑発し、議論しながら、
お互いの秘めた悩みを吐露し、ぶつけ合ううちに、
理解しあい、友達になっていく。
「月曜日、学校であったらどんな顔しよう?」
「挨拶はするかも。でももう友達じゃないわ」

結末は決して甘すぎない。

土曜日の朝から夕方まで、
ほとんど図書館から出ない、
舞台の会話劇を見ているようだ。
無論、出演者全員が的確な演技力を見せる。
彼らは「ブラッド・パック」と呼ばれ、
青春スターとして一世を風靡した。
補習が終わり、久々に外へ出たときの
爽快感は格別。

・・・・・・

この映画を初めて観たときには、もう30才を過ぎてました。
いまさら青春て年じゃなかったけれど、当時、
仕事やもろもろの人間関係でクタクタになっていて、
随分と泣かされました。

あれからもう四半世紀が経ちます。
この手の「青春映画」は敷居が高くなりました。
「夜のピクニック」を繰り返し見ていて、
そんなモードになったのかも知れません。
何年かぶりに見返してみました。
昔は敵役に見えた教師と用務員のあいだで交わされる会話が
今では心に響きます。
教師「近頃の若者ときたら・・・」
用務員:「そりゃあ、あんたが変わっただけさ。
「自分が高校生だった頃を思い出してごらんよ」

用務員もかつては、この学校の優等生でした。

変わり者を演じたアリー・シーディはまさに怪演。
上映開始後1時間以上、一言もしゃべりません。
数少ない台詞で、他の人の欺瞞や依存を指摘していきます。
表題の言葉は彼女演じるアリソンの台詞。
そんな彼女も徐々にみんなと打ち解けてきます。
傷付きたくないから、他者との関わりを避け、一人ぼっちでいるのに、
誰かとふれあいたくて、(悪いことしてないのに)
他にやることがないから、この補習に来た。

そんな事実を打ち明けると、全員が笑った。
参加者全員が一緒に笑ったのは、
この時だけでした。


最後のアリソンの「変身」や突然のカップル成立は
昔は腑に落ちませんでしたが、今では分かります。

一瞬でも「真の友人」に出会えた彼らの「別れの儀式」だったのですね。

この作品はその原点にして最高の「学園」青春映画であると思います。
映画の出来不出来ではなく、自分の殻の中の「可能性」や「将来への不安」
を吐き出して見せた青春映画の傑作中の傑作でしょう。
(時代を感じる部分も、今となっては多々ありますが)

※アリソンは変身前のほうが絶対カワイかった。
(元祖ゴスロリ風ファッション&メイク)


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演出人生25年宮本亜門

亜門さんて長いこと、沖縄に住んでいるんですね、
知らなかった。

純粋性ゆえにひたむきに自分の「愛」を貫き、
ついには悲劇へと向かうサロメ


亜門さんにとって、純粋性とは「金閣寺」以来、
綿々と続いてきたライフワークなんですね。
一昨日の舞台稽古の様子が流れました。
多部ちゃんにはいつもの安定感が出てきましたね。
奥田さんへの演出指示にも耳を傾けています。
生粋の映画人奥田瑛二のほうがいっぱいいっぱいの感じw
難しい役どころですからねえ。

演出にも力が入っていました。
本当にテディベアを抱いたサロメなんだあ・・・

そろそろ、サロメ参戦に備え、
サロメ事前情報仕入れるの、そろそろ控えようかなあ・・・
「断食」は難しいかなあ・・・
ロペピクや浪花のことかんがえてようかなあ・・・
ピクニックは準備の時も楽しいしなあ・・・

幕開けまであと6日

【スタジオパークHP】

『週刊朝日』サロメ告知<2012年6月1日号>5月22日発売

その一途さで、清濁や美醜、善悪の境目をあいまいにしていく
―少女でも女にもなりきれていない、性別で区切られていないサロメ

記事はその魅力を、ありのままで、着飾ることもしない、
取り繕うともしない、多部未華子の魅力と
重ね合わせるかのように結んでいます。

ほら、ここでもやっぱりおじさんの心を・・・
あれれ、取材・文 菊地陽子 ですって

ASAHI

【週刊朝日 2012年6月1日号】
ピクニックの準備

「夜のピクニック」のスピンオフ・オムニバス作品集。
この手の代物は「WAY TO THE 青空のゆくえ」とか
「HINOKIO INTER GALACTICA LOVE~ロボット越しのラブストーリー」とかで、
多部ちゃんの映像以外には、がっかりと痛い目に会った経験から、
あまり期待はしてなかったんだけれども・・・
これは面白かったです。
本編が「ごはん」とすれば、これは「おかず」。

まさか“魔人”加藤保憲のラップが見られる、とは・・・

これだけでもDVDを大枚はたいて購入した甲斐があった。
悲しいときには、これを見よう。
(多部ちゃんはかつての「お父さん」のはじけっぷりに受けていた)

「告白」さくら編と 「願い事」千秋編、「ひみつ」美和子編が
アナザーストーリー、前日譚としてよく出来ていると思いました。

松田まどかは、フツーに可愛い娘だな、と思ったら
「スウィング・ガール」にでていたのかあ。

運動会や修学旅行などの学校の行事・・・
授業やクラブ活動とはまた違った「場」での
若い登場人物たち(年取った人も含め)の気分の高揚感。


行事当日より、準備している時間のほうが、わくわくして楽しい


ってことありますよね。

一部を除いて、ひりひりとした緊張感の漂う本編と異なり、
主人公2人をはじめ、ちょっと力をぬいた感じの短編集でした。


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多部未華子、加藤ローサ 他

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2012.05.20 視線のX攻撃
ん?いや何でもない・・・

utada5 tabetyan3
2012.05.20 「風景写真」
パソコンのHDD整理していたら、こんな「風景写真」が(笑)

2001年3月、2nd album『Distance』発売時。
なんか燃えたなあ(遠い目)
前を歩いていた女子中学生の二人連れが、
「あ、ウタダさんだぁ」と歓声を上げてたっけ・・・


utada1
横浜ビブレ巨大垂幕
utada2
関内石丸電気店頭
utada3
横浜ビブレ店頭ディスプレイ 
utada4
同上:18才のバースデイの様子


このブログは、マネージャーの「愛」が感じられて、
気に入っています。
読んでて、映画「キサラギ」を思い出しました。

清クンもファン歴、年季はいってるんですね。
私はまだ駆け出しです。

【きょうりゅう~マネージャーが綴る今日の清 竜人】
夜のピクニック「特別版」には文庫本の文字量に匹敵するような
132頁に及ぶ特製ブックレットが封入されています。
原作者インタビュー、作品解題集、
監督インタビュー、プロダクション日誌、完成台本等が収録されていて、
実に読み応えがあります。
原作者恩田陸はインタビューの中で、『HINOKIO』の多部未華子を観て、
「すっごく上手い子だな」と思っていて、それが貴子役に決まって、
すごく嬉しかった、と語っています。

「対岸の彼女」の角田 光代の時と同じような反応ですね。

おじさんだけでなく、原作者からも好かれるようで・・・
(クリエイティブな感性を持った人には、特にピピッとくるものがあるのかも)

また、90分ほどのメイキングDVDも同封されていて、
これがまた凄い!キャストへのインタビューは勿論、
実際の茨城県立水戸第一高等学校「歩く会」のドキュメント、
撮影風景、60kmのリハーサル歩行の様子等と盛りだくさん。

ネットで拾った石田卓也のインタビュー
(多部ちゃんらしくて、微笑ましいエピソード)
同世代の共演者たちとの一体感を生み出すために
ヒロイン貴子を演じた多部未華子が『60キロを歩くリハーサル』を提案した。
「友人っていう雰囲気を急にだすのは難しいことで、
やはり多部ちゃんの『60キロを歩くリハーサル』で生まれたと思います。
そう言うと言いだしっぺの多部ちゃんがリードしたと思いますよね。
でも違うんですよ最初は後方で、
やる気なさそうに歩いている
から、

『あれ、大丈夫かな?』と思ったぐらい(笑)。
でも最後には、親友役の西原亜季さん(美代子役)と話をしていました」。
~All About(『夜のピクニック』石田卓也インタビューより抜粋


他にも多部ちゃん萌えの視聴者用に
・エキストラの人達とUNOに興じる多部ちゃん
・待ち時間に爆睡する多部ちゃん、
・カブトムシを見て、ありえない速さで逃げてゆく多部ちゃん、
(この映画で最も速いスピード)
・西原亜季と「仲良しアピール」する多部ちゃん
(お菓子食べててモグモグしながら)
・「多部ダンス」(ストレッチのほう)をする多部ちゃん
・リハーサルでメガネっ娘の多部ちゃん
・橋の上から今川焼落とす多部ちゃん
(川の中に入ったスタッフが大きなカゴ(?)で受け止める)
とかお宝映像も盛りだくさんでした。

貫地谷しほりは、メイキングで自分でも「暴走」と認めていました。
彼女の責任ではありません。
でも何でウザく思ったか、わかりました。
ウチのカミさんそっくりだからです(笑)
むむむ、だから「奥田瑛二は危ない」と
あれほど言ったのに・・・

着ているTシャツは新日本プロレスのものらしい。
(練習生か!)

「口元だけ笑っている多部に、うすら寒ささえ感じた」
取材に来た人がそう感じるなら、このキャスティング、演出、芝居は
ほぼ成功したも同然ですね。

ありきたりの悪女より
凛とした少女の方が
欲望に潔癖で容赦なく、無慈悲で冷酷だと思います。

チケットぴゅあ

もとい

【チケットぴあ】


【新日本プロレスTシャツ】
日は忙しいな・・・
怒涛の多部ちゃんラッシュの所為だ。
2001~2002年の宇多田ヒカルみたいだ。
やれ2ndアルバムだ、声優だ、ライブだ、結婚!!
と、大いに振り回されたっけ(遠い目)


これと「浪花少年探偵団」のために
ブルーレイレコーダーを購入し、WOWOWにも加入した、
「農業少女」やっと見れました。

左ひざを骨折入院したときはどうなることかと思いましたァ・・・
録画予約が(笑)

さて晴れて4月末に退院、ブルーレイも設置OK、WOWOWもOK、
録画成功。念のため居間のTVのHDDTレコーダーでも録画。
その後ちょっと忙しくてちゃんと見ることが出来なかったのですが、
先日ようやく視聴完了。
ひとことでいうと、

多部スペック全開!

リミッターをはずした彼女が動く動く!踊る転ぶ!
水を得た魚のようでした。


「サロメ」も観たいなあ・・・
やっぱり彼女は舞台向きだあ(▼▼)
感無量。
感想はまた次の機会に・・・

nougyousyoujo
野外ロケが気持ちよさそう!
多部ちゃん(夏キライ)も頑張ったね(笑)
手足を大きく動かして、全身で明るく楽しい雰囲気です。
ウクレレとかヨガとかいろんなことして
アップの表情もいいですね。
変なダンスや駄洒落もなく、好感の持てるCMです。
(多部ちゃんやガッキーのは変なダンスじゃない(笑))


久々に読み応えのあるインタビューでした。

【どらくひとインタビュー】

こちらも

【YOMIURI ONLINE】
左ひざの骨折も見切り発車、
女房の説得成功!

「サロメ」参戦はあきらめてたんですが、
14さんの記事に刺激を受けて
ダメもとで新国立劇場にアクセス。
土日は完売だけど、平日ならまだ間に合う、
ということで6月13日(水)昼の公演
チケットをGETしました!
S席です。

舞台にはちょっと遠いかも知れませんが、
まあまあ、多部ちゃんの一挙手一投足を
目の当たりに出来ます。
これで悔いの無い2012年が過ごせます。
いざ!新宿へ(▼з▼)♪♪♪

サロメ
何かを胸に秘めつつも、
まっすぐ純真な眼差しで
生きている少女。


工藤ジュンは忘れてしまいたい過去を
甲田貴子は友達にも秘密にしてきたことを
玲美は両親を亀にされてしまったことを
野口魚子はその境遇を
遠藤君子はここ以外の何処かへ行ってしまいたいことを
堀田イトは○○にされてしまったことを

誰にも言えずにじっとひとりで耐え、
けれどもひたむきに優しくまっすぐに生きていく。
初期の多部未華子さんのイメージはこんな感じです。

そしてこのイメージが彼女の最大の武器ですね。
「つばさ」でも「デカワンコ」でも「サロメ」でも
軸足のどっかが此処にかかっている限り、
多部未華子は万全の安定感を持っています。
漫画の主人公にも実在しているキャラのような
生命を吹き込みます。
脚本家や演出家が上手く乗りこなせることが出来れば
予想以上のものを見せてくれるでしょう。
行間からその人物像を具現化するのは
天才的です。天才ですから、演出家が
それなりであれば、それなりです。
ご使用の際はくれぐれもご注意ください。

妖艶な役どころ?
それは対応していません(笑)

メイキング特典インタビューより

原作があるからプレッシャーあるけど
映画の夜のピクニックの
貴子は私だから・・・


いやあ、凄いな。
当時16歳のはける言葉じゃないね(笑)
サロメも、
今回のサロメは多部未華子だから・・・
という調子で遊んでほしいな(▼▼)
ツッパリの出てこない青春ドラマ

以前レンタルで2回借りて、いずれも冒頭で脱落してました。
この映画のパッケージは、私にとって「かつての多部未華子」、
つまり自分が『多部中毒』になる以前の彼女のイメージです。

冒頭の長回しの集会シーンには感心しましたが、
貫地谷 しほりの使い方に違和感抱いたり、、
靴どろぼうのアニメ(基本:アニメ苦手)出てきたあたりで、
思わずポーズボタン押したまま返却日到来、
といった感じで鬼門の作品でした。

先日、「夜のピクニック 特別版」 をAMASON で見て、
思わずポチってしまいました。
そしたらこれ、例のパッケージ写真がどこにも無いじゃないですか?
ザ・多部未華子 といった趣のあの写真が・・・
なにか残念な気分。
で今更ながらの初「夜のピクニック」。
完走できるかなぁと思いつつトラウマと戦いつつ、
昨日の午前3時頃から見始めました。

あの「賭け」の真意が早くから明らかにされたり、
(お葬式のシーンでもう分かっちゃう)
相変わらず貫地谷がウザかったり、
(彼女がコメディ向きだってことは認めますけど・・・)
前半は冗長に感じました。
が、中学校の体育館で2時間の仮眠をとったあとの「自由歩行」
お約束の「多部走り」が出てから、
映画は急にしゃんとしてきました。
登場人物が整理され、徐々に「クライマックス」へ的が絞られて・・・
貴子と融、中心人物の会話の中で、
実はお互いに相手のことをよく見ていたこと
(だから、目が合うとつい視線を逸らすんですね?見ているからこそ)
杏奈の絵葉書や「おまじない」の真相、
戸田忍はこの映画随一の「いいヤツ」で実は・・・
貴子は美和子に泣きながら「ありがとう」
(初めて感情を面に出した!)
と作中モヤモヤしてたものが次々と氷解し
最後はみんな揃ってゴール(猿岩石を思い出した)
そこはゴールのゲート=スタートのゲート
彼らは『歩行祭』という通過儀礼を終えたと同時に
青春のスタートラインに着いた、
これはとても「映画的」で、制作スタッフから
出演した若いキャストや観客への贈る言葉だったんだと思います。


・・・という流れは若々しくて、清々しいの一言。



色々不満な箇所や不必要なシーンはあったけれど、
読後感というか、
見終わって、すっきりした作品でした。
多部未華子始め、若い出演者達の頑張りで・・・

気がつくと空がすっかり明るくなって、今日が始まりました。

1985年公開のジョン・ヒューズ作品(米)
「ブレックファスト・クラブ」をちょっと思い出しました。
これは「土曜日の補習」を通じて、お互いを分かり合う青春もの
青春って、いいなあ(と今ではしみじみそう思う)

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この写真がかつてのザ・多部未華子
テレビ朝日「やじうまTV」見てたら、♪シーセンシーセン♪
サウンドロゴに反応してテレビ画面を見てみたら、
C‐1000の新しいCM「夏バージョン」?が流れました。
ああ、女優変わったかあと思ったら、
来ました、来ました。あのシーン。
一瞬でしたが、見まごう筈がござんせん。
公式HPで今月何度も見てきた謎の「赤い花」。
タイはC‐1000の仕事だったのですね。
突然の多部ちゃんには驚かされます!
野外ロケで、多部未華子の開放的な顔が見られました。
明日も見ようっと。

「生産国」だから、もしかしたら「ちゃっかりマーチ」新作かと
思ってましたが、違いましたね・・・



TABE_COVER2

この写真いいなあ(▼▼)
いまにも「ぐっ」て親指を突き立てそうな体勢で・・・
I'm designed for MYSELF

画家の奈良 美智さんとの「対談」の中で
多部未華子が書いた言葉。
氏の描く少女そっくりの女優がいる、という
おせっかいな発想から生まれた対談らしく、
言葉のキャッチボールというより、
お互い勝手に自分のことを語り合うような
千本ノックの打ち合いのような不思議な場面でしたが・・・。

「I'm deasigned for 」がお題でそれに何かを続けるという
ものでした。彼女は一瞬考えてから、大文字で
「MYSELF」と書きました。
「我が道をゆく」と同じような意味ですかね・・・
この娘はブレないなあ・・・ここんとこは。

宇多田ヒカルは「Parody」という歌の中で
「自分の靴しかはけない
それで歩けるんだからいい」
と歌っています。

ボブ・ディランはこう歌います。
「Time Will Tell Who Has Fell
and Who Has Left Behind,
When You Go Your Way and I Go Mine.」
(時が経てば分かる。誰が倒れ、誰が後に残るか・・・
君が君の、僕が僕の道を行くなら」


自分の道を往きなさい。
君の考えたまま、感じたままに。
ナチュラルな感覚は間違いじゃないから。

多部ちゃんのデザインはそのテーマに沿って、完璧だと思います

柔らかな毛質をもった黒髪
ふだんは前髪で封印されているおでこ
(なにかの拍子に露出されると、リミッターが解除される)
ゴール(獲物)を狙うアスリートの目
それに負けない凛々しい眉毛
ペコちゃんの曲線をもったほっぺ
右側にだけ出来るエクボ
一見控えめな鼻、口、顎が描く完璧なEライン
長い首とまっすぐピンと伸びた背筋、手足
いっさいの「装飾」を排した身体
しとやかな外見から想像できない身体能力


狩人の目をしたキューピー ですね。


CM NOW (シーエム・ナウ) 2009年 01月号 [雑誌]CM NOW (シーエム・ナウ) 2009年 01月号 [雑誌]
(2008/12/10)
不明

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他者との関係性を模索すればするほど
深まる「孤独」Ⅱ


虹色バスに乗りたい人々

歌の登場人物は5組。
①雨で靴の中までびしょぬれな「私」
②遠足前夜、楽しみで寝不足な子(昔の思い出)
③気になるあの子が突然留学しちゃった子
④彼女をデートに誘ってみたいひと
⑤競争社会を生き抜く人々

それぞれがバスに乗り込み、
Everybody feels the same.歌歌いながら、皆でやって行こう!
てな展開なのかと思った。
でも、実際うたを聴いてみると、誰もバスには乗れてませんよね?

Everybody feels the same. なのは各々の「欲求」。
①現状からの脱出
②予感
③喪失感
④期待
⑤つらいけど頑張る「営み」

それぞれ、なにか欲求(願望、失意)を持っていてそれを何とかしよう、
とする「せつなさ」…「切なさ」は願望が(まだ)満たされないとき、
大切なものが失われたときに生じる心が締めつけられるような感じだと思う。
「楽しい」のがthe same ではなく、切ないのがthe same かも知れない。
他者とのつながりや関係性を切望し、模索するほど
それが自分が思うように実現しないときの「切なさ」は募ってゆく。
「孤独」はいやましに深まってゆく


「私」は最後につぶやく。
虹色バスに向かって・・・
「誰もいない世界へ連れていって・・・」
「私」の本当の願望は虹色バスに乗って歌を歌って楽しくなることじゃなく、
一人になりたい、ってことなんだね。
二人きりになりたい、という説もあるけど、
「彼」にはそれまで言及されてないし・・・
歌の設定からいって、「連れて行って」と懇願する相手は「虹色バス」だし・・・
え、虹色バスが「彼」って意味?
そこまで言われたら、傍論として認めざるを得ない(笑)
”犯人”は運転手だったか・・・
「虹色バス」はそれぞれ」みんなの欲求をかなえる何かの象徴だと思う。

むかし、drug song って流行ったけど・・・
こういう場合に、それぞれ皆がはまってしまう手段がドラッグていうハナシ。
「Mr.tambourine Man」とか「Lucy In the Sky with Diamond」とか
「夢を実現してくれるもの」として暗喩されたのがドラッグだった時代もあった。
この歌は違うけどね・・・
それは現実逃避で、宇多田ヒカルが最も嫌うやり方だ。
彼女はむしろトコトン自分を追い込むだろう。
一人になって。
壊れかねないほど・・・

もし、宇多田ヒカルが「WILD LIFE 」において、
ジョン・レノンの命日ということで1曲歌ったら・・・
(いや、実際歌ってるんだけど)

①「Imagine 」を歌うような夢想家だったら・・・
 虹色バスに乗り合わせたみんなが声をあわせて歌いながら行くでしょう。
②「In My Life 」を歌うようなロマンティストだったら、
 虹色バスに乗って、二人きりになれるところへ行くでしょう。
③「Across the Universe 」を歌うようなちょっと変わった「詩人」だったら、
 虹色バスに乗って、「誰もいない世界」へ行きたがるでしょう。

「死後の世界」とまでは言いませんが、自分だけの、自分自身に戻れる「自分の世界」
「『孤独』への回帰」は宇多田ヒカルの初期からの一貫したテーマだと思います


そんな「一人になりたい」ってちゃぶ台返しみたいなこと・・・
これって「Blue 」を超えて「絶望」「諦観」ってこと?
で、アルバムの7. Gentle Beast Interlude  に戻る。
(すごろくかいっ!)



他者との関係性を模索すればするほど
深まる「孤独」Ⅰ


アルバム「HEART STATION」は「BLUE 」(前作)を打ち負かせという気合で、
「Fight The Blues 」で幕を開ける。
一見、このアルバムは架空のFMラジオ局の番組進行になぞらえた、
コンセプトアルバム風(The Beatles の「Sgt. Pepper's・・・」式の)に
仕上げた、(ヒット・シングル(タイアップ曲)をふんだんにフューチャーした)、
肩の力を抜いた作品に見える。そうとらえられても構わんと思ってるだろう。
前作「UItra Blue 」に比べ、Pop に纏められたと。
そう解釈しても間違いじゃない。
なんの問題もない。
だが、それこそがプロデューサー宇多田光の「ワナ」だと思います。

だって、「絵に描いたようなコンセプトアルバム」だもの。

完成しかけたパズルは「虹色バス」でほころびの一端を見せる。
いや、予定調和の中できれいにまとまったっていいんだよ、たまには。

以前、Twitter に「宇多田ヒカルの恋愛法則」というのを書いた。
過去の作品を探っていくと大きくこう考えられる。
①恋愛すると、「孤独」を感じる。この「孤独」は相手にも抱いてもらいたい。
②恋愛は「今、この瞬間」を大事にする。未来に保証はないほうがいい。
いつか結ばれるより今一時間でも会いたい。美味しいものを食べようよ。

①の「孤独」については、他者との関係性へと応用できそうだ。
群集の中の孤独とか、二人なのに孤独とか、そういう感傷的なものじゃなく、
もっと非「依存」的なものだ。
恋人や友人、家族等に必要以上の「つながり」を求めるのは依存であり、
そこから脱却し、ある程度の距離を保てるなら「自立」といえよう。
あまたある恋愛ドラマはこれの繰り返しでしょう。
恋愛をはじめ、人間関係やしがらみが深くなるほど、「依存」を忌避し、
思いのようにならない葛藤を抱え、「孤独」を感じる。
自己を理性的に抑制しようとすれば、するほど、そういうタイプの人間ほど
「孤独」を感じる。胸苦しくなる。

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり(権中納言敦忠)


「Fight The Blues 」で幕を開けてから、6. Kiss & Cry  までは
シングルヒット曲、タイアップ曲が並ぶ。
この曲群は、職人としての「宇多田ヒカル」。
ドラマ関係者やCM製作者、アニメ製作者に気を配り、CM曲や主題歌として
水準以上のPopurarity を確保しつつ、宇多田らしさを出し、ドラマやアニメの
内容にも合うように斟酌しなければならない。
少なくとも、彼女はそう自分に言い聞かせている。
ハードルはある意味高い。
曲の内容も、それにたがわず、
他者へのアプローチ、愛する人(愛した人)への発信、
他者・いとしい人との関係性を強く探求するものばかりである。

それが連続し、一塊となって聴くものに迫ってくる。
そのどれもが高いレベルで成功した曲ばかりだからこそ出来る演出。
ベートーベンの第九交響曲において、第一楽章・第二楽章・第三楽章がそれぞれ
これまで彼が作曲してきた音楽の激しさ、速さ、やさしさをを凌駕するほどの出来だからこそ、
そのすべてを覆し、合唱「歓喜の歌」(人間の肉声による賛歌)になだれこむときの興奮へと
導くことが出来る。それまでが退屈な音楽では話にならない。
このシングルヒット曲群はどれも、かつて宇多田ヒカルが発表した作品よりも
ポップで分かりやすく、なおかつ職人技が効いていて巧み。

そしてそれはアルバム後半でちゃぶ台返しにあう。

HEART STATIONHEART STATION
(2008/03/19)
宇多田ヒカル

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2012.05.10 MUSIC
昨日、Amazonから、予約していたCDが届きました。
まだ5曲目の「雨」しか聴いていません(清クン、ごめん)。
ていうかエンドレスリピートです、これ。

多部ちゃんのつぶやくような冒頭の台詞、
雲の上を歩くかのようなボーカル、
それらが中盤からぐっと盛り上がっていく。
しかも節度があって、やりすぎていません。
とても女優業の片手間とはいえない仕事です。
台詞回しや、ボーカルに舌を巻くのは当然ですが、
2コーラス直後に聞こえる一瞬のブレス音。
「切断された~」の台詞にからむような
「ああ、ああ、理由なんて・・・」というフェイク、
終盤の呼吸音・・・生きているという証し
なんかドキドキします。

いままで多部ちゃんの音楽活動はあくまで、
CMやドラマ、PVの余技・ご愛嬌と思っていましたが、
いやいや今回は脱帽です。
本格です。

おそらく「農業少女」で目覚めた、
秘めたる『表現者の情熱』が「デカワンコ」を生み、
「サロメ」へと繋がっていく経過の中で
開花したパフォーマンスのひとつなんだろうなと思います。

MUSIC

おお、紙ケースの中から本当のCDジャケットが・・・
「HEART STATION 」はThe Beatlesの
「Sgt.Pepper's Lonely Heart Club Band」スタイルの
コンセプトアルバムだと思う。いや、そう見せかけているのだと思います。

体裁はとあるFM局の番組を模しています。
「宇多田ヒカルのハート・ステーション」という番組。

1. Fight The Blues はオープニングナンバー。
2. HEART STATION はもちろん番組のテーマ曲。
3. Beautiful World  からはベストヒットカウントダウンが始まります。今週の5位から。
6. Kiss & Cry の2位までかかったところで、いったんCMです。
7. Gentle Beast Interlude  番組のサウンド・ロゴ が流れます。
 「Sgt.Pepper's …」タイプのコンセプトアルバムのお約束、
  テーマ曲のreprise (再演、繰り返し)がここで行われます。
  かすかに「HEART STATION 」のコーラスが、浮かんでは消えたりします。
8. Celebrate  この番組のCMです。ひと時の息抜きですね。7.からの流れはすばらしいです。
9. Prisoner Of Love  CM明け、今週の1位の発表です。

10. テイク 5 ~11. ぼくはくま  はかつての「トレボヘ」で言うところの「今週のトップ2」
ディスクジョッキーが選ぶ、今週のお勧め曲です。

お別れの時間になりました。最後の曲は 12. 虹色バス で締めたいと思います。
(これが「「Sgt.Pepper's …」だと、「A Day In The Life 」に相当する。
「WILD LIFE 」でも本編ラストではこの曲が歌われましたね。

はい、それでは 13. Flavor Of Life を聴きながらここでお別れです、
と番組終了。
曲構成の上では、こんな感じで作られたか?
3.から始まるタイ・アップ曲の連打はこういう趣向があったと思われます。

一聴すると、そんなトータル感のあるアルバムを肩の力を抜いて、完成させたように思われます。
それでもいいのですが、聴き込んでいくうちに、
このアルバムに秘められたもうひとつのテーマが
姿を表わしだす気がします。 
まるで簡単に完成できたパズルが実は最後の最後で解けなくなってしまう様な・・・
それじゃまだ別の機会に妄想を走らせます。

HAVE A NICE & EASY !

HEART STATION / Stay GoldHEART STATION / Stay Gold
(2008/02/20)
宇多田ヒカル

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12年ほど前から、宇多田ファンサイトやっていました。
事情があって、只今工事中なので、備忘録として保管します。

Goodbye Happiness のPV観てみた

なにぶんGBHからのにわかファンなので、
そんなのもうとっくに話題になってたよ、と
いわれるでしょうが、そこはご容赦。
気がついたところをあげてみます。

まず、舞台設定から・・・
・舞台はアルバム『First Love 』が作られた懐かしの「In My Room 」
・You Tube の投稿映像で、女の子が歌って踊ってみた、という設定。
(U Tube というモジリは秀逸と思う)
・長回し、ワンカット、一発撮りは「光」PV
・過去の作品をセルフ・パロディ…「Parody 」
・「Sex Pistols 」のポスター…公式HP、初期のProfileの「好きなアーティスト」に
名前が挙がっていたような記憶が…(何度か更新されているので確認とれず)
・壁の白い天使の絵…「Final Distance 」PV
・ベッドの上にキーボード…「Prisoner of Love 」PV

歌い始めます。
・ヘッドフォンをつける…「Heart Station 」PV
ちょっとブリッコな感じ。

踊ります。
・泳ぐ、潜る…「Deep River 」PV
「泳ぐ」は初期の宇多田作品での愛情表現(例:「Never Let Go」「Distance 」)
・歩く…ヒッキーのダンスの切れが○○ので(笑)、ロボットに見えないが、
これは「Can You Keep A Seacret? 」PVのPINO クンの動き
顔をこちらに向けるのは「あの頃には戻れないね」の歌詞とシンクロですね。
しばらくは可愛いヒッキーの踊りを見ていましょう。

机に戻って、2番歌いだします。
ファンはこの辺からだんだん切なくなってきます。
・黄色い椅子…言わずもがなの「Automatic 」PV
カメラ目線のまま、後ろも見ずに椅子へダイブ。
ここのドヤ顔と戸惑った感じと、不安(段取り道理椅子があるかな?)の入り混じった表情がイイ!

「出会った頃の気持ちを覚えてますか?」と
ファン(とりわけ最初からのファン)に呼びかけます。…「タイム・リミット」と同手法
そしてAutomatic ダンス披露←PV以降ついぞステージでも見せなかった

そしてめがねをかけます(メガネっ子萌え)
残念ながら文系なので、黒板の数式とかわかりません(><)
「万物は巡り」だから先生…「Kiss & Cry 」

曲も映像もテンション高くなった!

ミラーボールが回りだし、間奏。
・ミラーボール…東京NIGHTS(イメージ)
・まわるいろ模様…「Another Chance 」
・机の下に隠れる→かくれんぼ→「海路」
・KUMAちゃんのかぶりもの…「ぼくはくま」
かぶりものをとり、
「ありのままで生きてゆけたらいいね」と歌う。
KUMAちゃんからひとりだち?
(普通のクマの人形は部屋の2箇所にも置いてありますね)

・スケッチブックに「I Love You 」と書く…ここは「嘘みたいなI Love You 」
書き終わって、ちょっと照れる(?)ヒッキー。

次のネタの準備(笑)お尻見えてる・・・
「traveling 」※の行進・・・キリヤさんとの最高傑作の再現

アウトロが終わり、間が持てなくて、チラッとスタッフのほうを見ちゃうヒッキー。
歌ってるときの「可愛く・・・」の演技より
時折見せる素の表情のほうがずっとカワイイ!

ピザ屋さん登場、二人で挨拶。
鳩をおんまく。
一羽がヒッキーにまとわりつき、ちょっとビビるヒッキー。
もう一羽は中央に居座る。
ピザはっと? ピザはーと?…「Wings 」とべない羽根は想定外?
ピザの箱の上の絵…クマの顔に見えるんだけどよく分からない。

もう戻れない過去の自分(もう一人の自分)をパロってみせて
客観視、総括し、もうちゃんと向き合えるようになった彼女は、
ありのままの自分(自分の靴しかはけない、大きすぎて飛べない羽根だけど)となって
「私の部屋」を出て行く。(「traveling 」の帽子と旗持ったまんまだけど・・・)
つまり、紀里谷さんとのこともしっかりcarry on していく、
それが人間活動=新しい生き方につながっていく、と

そんな感じでしょうかね(かなり妄想はいってます)
※はPVの最後にヒントとして出てくる画像。
思わず「もう一回見る」をクリックしちゃいました。(甘いワナ)

実はけっこう「表現者」としては、「演技賞」ものだと思います。
(時々、素が出てますが)

 Goodbye Happiness のPV

5月9日発売の清 竜人CD『MUSIC』に
多部未華子、台詞とボーカルで参加。

今まで、
「その気Falli' Love」(これはCMのオマケみたいなもの)
「Good By My Scoolday」(バリエーションのひとつ)
「叱られて」(NHKドラマの歌のレッスンシーン)
「デカワンコ」(鼻歌)
と聴いてきましたが、以前に比べ上手になったものですね。
昔の歌はちょっと、元気いいというか、
ぶっきら棒にも聞こえました。

歌手としてというより、表現者として、
「多部未華子」を必要とする何かを、
これ以上ないほどに紡ぎだしてるように思えます。
つまり、多部ちゃんにしか出来ない
まだ特設サイトにあったShort Version しか聞いていませんが、
まるでミュージカルの1シーンのようです。
歌声は初め、アニメの声優さんかと思いましたが、
最後に聞こえる拍手とともに聞こえる「おお~」という歓声は
やっぱり多部ちゃんの声です。
アルバム発売の折にはちゃんとフルバージョンで聴きたいです。

ん、そういえば「コッコアポ」のCM、
最後のとこで~コッコアポ♪ て
歌ってますよねえ?
歌解禁かぁ、こりゃ・・・

まさかね(▼▼;)

ていうか、「木を隠すなら森」って確信犯?

MUSIC(初回限定盤)(DVD付)MUSIC(初回限定盤)(DVD付)
(2012/05/09)
清竜人

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山のバカヤロウ2 登山家 栗城史多
5月6日(日)14:00~14:55
【語り】多部未華子

駄目だ・・・ 見れんし、録画も出来ん。
家にも誰もおらんし、間に合わん。
し、神出鬼没過ぎる・・・ _| ̄|○
「ちい散歩」が最終回を迎えました。
地井武男さんが東京近辺を散歩し、
町の人々やお店や公園を紹介するローカル番組です。
どうということはない、手作り感満載の番組でしたが、
少ない撮影クルーのチームワーク、町の人々とのふれあい、
地井さん本人の飾らない人柄で、ゆる~くも楽しい時間でした。
地井さんのご病気で、療養に専念する為、休止となりました。

5年ほど前、急性心筋梗塞で3ヶ月ベッドの上から
動けませんでした。脳出血も併発し、入院は半年近くに及びました。
身動きできない状況で、慰めになったのは
宇多田ヒカルの「光」と、
平日毎日放送してた「ちい散歩」でした。
焦る気持ちを「光」が「1シーンずつ撮っていけばいいから」と和らげ、
元気になったら「ちい散歩」のように近所をお散歩しようと
励みになりました。

今度は地井さんが、治療に専念する番です。
1日も早いご快復をお祈りいたします。
ゆっくり、体を休めてください。
その節はありがとうございました

ちい散歩 6 (ブルーガイド・ムック)ちい散歩 6 (ブルーガイド・ムック)
(2010/03/05)
地井 武男

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